どうも。最近Dockerのことばかり書いてるビジネステクノロジーユニットのおかしんです。今回はDocker Desktopの代替としてRancher DesktopやPodman Desktopを試したのですが、それぞれ解決できない問題があり諦めた話をします。
Docker Desktopの有料化が企業に与える影響と、企業における適切なDockerの利用方法
Docker Desktop 代替の「Finch」を使ってみた
以前こんな2つの記事を書きました。
Windowsにおいては、Docker on WSLすることで、Docker Desktopやその他のツールを使わなくてもDockerを快適に使えるということは書きました。(詳しい方法は以下のOpenSOPをご覧ください)
Windows11でストア版WSL(Windows Subsystem for Linux)をインストールしセットアップする
WindowsのWSLのみでDockerを動かし、Dockerデーモンを常駐させ、VS Codeからコンテナを開く
ですが、Macについては正直ベストプラクティスがあまり自分の中で確立出来ていませんでした。
自分の中での結論はMacでDocker Desktopを使わずにDockerを使うなら、LimaかVirtualBoxでLinux動かして、その中でDockerを動かしてSSHして使うのがベストという結論に至りました。
それが難しければちゃんとお金を払ってDocker Desktopを使うのが良いと思います。
そして、結果的に開発本部に相乗りさせてもらう前提でDocker Desktop Teamを選択しました。
こちらの記事で書いたように、特定の売上や規模の会社でDocker Desktopを利用するなら、有料化しなければなりません。ですのでDocker Desktopを使わずにDockerを使う選択肢を探し始めるわけですが、そもそも何故Webアプリの開発者でも無い私がDockerを使いたいのか。
これには開発者で無いからこその理由がありまして、やはり環境構築が一番楽なのがDockerなんです。
例えば情シスでよく使うGASなんかをGitHubで管理したいとなっても、環境差異を出来るだけ無くして、チームメンバー全員が同じような開発環境を整えようとなると、開発のバックグラウンドがあるメンバーばかりであれば「ターミナルで諸々の依存関係を入れて使いましょう」で終わりですが、Windowsの人とMacの人がいるチームで、そのあたりを一から説明するとなるとかなり骨が折れます。
clasp
はインストールパッケージ使うの? npm
でいれるの? brew
で入れるの?環境変数は?